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内容説明
目の前に、どこまでもはてしなく広がる大草原。大昔からそこに横たわっている土地をやさしく包みこむように、緑の若草がうねりながら続いていく。男まさりのカウガール、ラルーは、生まれ育ったコットン・フォールズを心の底から愛していた。ところが今、この土地を政府によって買収されようとしている。大草原を今後もそのまま残していくために、国立公園として管理すべきだというのが政府の見解だった。絶対に土地は渡さないわ―怒りに燃えるラルーは、ワシンシンからやってきた役人をひと目見るなり、竜巻きのような勢いでくってかかった。相手のJ・B・ラファティはそんな彼女を少年と思いこみ、穏やかに接しながらも、心の中では憤慨していた―。子供相手に、いったいどうしろっていうんだ?やせた体に色あせたジーンズ、形の崩れた帽子を目深にかぶった彼女は、どこから見でも“少年”でしかなかった。
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