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内容説明
ああ、ダラス。そのまなざし…。未亡人となったタイソン家の一人娘レイチェルは、息子のアーロンを連れて、五年ぶりに故郷に帰ってきた。かつてレイチェルが結婚した相手は、タイソン家とは犬猿の仲のコーデル家の次男コイ・コーデル。それぞれの父親に反対されての結婚だったが、二人は両家にとってたった一人の孫をもうけた。しかしコイは家族との折り合いが悪くて生活が荒れ、何かにつけてレイチェルにあたるようになった。彼女の唯一のなぐさめは、夫の兄ダラスの微笑と優しさで、いつしか信頼は恋心へと変わっていく。そんなとき、突然コイが事故で亡くなった。レイチェルは一から出直すつもりで故郷を離れたが、息子にも自分にも家族が必要だと痛感し、なつかしい父母のいる牧場に戻ってきたのだ。そこで彼女を待っていたものは孫を取り合う両家の祖父と、変わらぬまなざしで見つめりダラスの姿だった。