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内容説明
3人の娘を持つ未亡人のエリー・マクグルーはその朝、いつまでもベッドで物思いにふけっていた。今日は34歳の誕生日。いままでいつも誰かに守られ、保護されて生きてきた彼女はこの2カ月、ずっと悩んできたすえにようやく決心したのだ。30ヘクタールの土地と家を1軒買って、牧場を始めようと。自立するならこれが最後のチャンスだ。彼女はベッドから飛び起きると、牧場の売り主ウェイドに会いにオクラホマの7月の日差しのなかを出ていった。ウェイドはあいにく留守で、それだけでもあきらめかけた彼女だったが、彼がいると教えられたカフェに行ってみることにした。しかし、目印となるはずの赤い野球帽の男はなんと8人もいた。エリーはやっとの思いで、ウエイトレスからどの男がウェイドか聞き出すと、勇気を振り絞って、その男のほうへ近づいていった。