- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
舞台の疲れを癒しに来た女優レスリーはホテルのロビーで背が高く色の浅黒いがっしりとした男とぶつかってしまった。「あなた、わざとわたしとぶつかったんじゃないですか?」「そのとおり。女王のようにすばらしいご入来だってのでね」ぶしつけに接近してきた男はそのホテルの経営者フリントだった。彼には強引だが、ぞくっとさせる魅力がある。“わたしはこの男と燃えるような恋をするのかしら”そんな予感を振り払ってレスリーは自分に言い聞かせた。“わたしは休養のためにやってきたので恋をするためではないわ”今まで自由に女性関係を楽しんできたフリントのほうも、彼女に深くとらわれてしまいそうな予感に脅えた。お互い危険な相手だと不安を覚えながら、恋のゲームがカジノを舞台に幕を開けた。