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内容説明
「タバコの火を貸してくれませんか?」メグは見えすいた手を使って近づいてきたマットを一度は断った。だが、急に気が変わってライターを差し出すと、彼は言った。「ありがとう。じつはタバコはやめているんだ。ただ、きみと話がしたかったのでね」私立探偵マットはかつての上官であるメグの祖母から、孫娘を捜すよう頼まれてようやくあるバーでメグを見つけたのだ。まわりの男たちはどこか違うマットに彼女のほうもひかれていく。しかしメグは、ある時から、自分のまわりにバリケードを築いてとくに“愛する人”を中に踏みこませないようにしてきた。最初に両親を、それから祖父を、そして今はマットを…。異常なまでのメグの防衛本能に気づいたマットは、それを打ち破るために彼女の謎に挑戦しようと決心した。