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内容説明
いつか彼にほんとうのことを話さなければならない―ロクサーヌはそう思いつづけてきた。ほんとうのこと?そう、わたしは『スポーツ・ピープル』誌の記者ではあるが、釣りについてはずぶの素人なのだ、と。それが、素人のインタビューは断っている、全米一のプロ釣り師ソニー・オースティンに取材し、しかも彼と組んで、釣り競技大会に出場することになってしまった。同僚の代理とはいえ、そのときは自分の仕事を上司に認めてもらう絶好のチャンスだと思った。しかし、いまは違う。ソニーに恋をしてしまったのだから…。しかもソニーは、誠実こそがどんな獲物より貴重だと思っている男だ。ロクサーヌは早く釈明せねばと焦るのだが、きっかけがつかめないまま、とうとう大会の日が来てしまった。