内容説明
画廊にあずけた絵を手ちがいで売られてしまったミーガンは、わずかな手がかりをたよりにオーストラリアのアデレードへ来た。この町へ来て半年。いまだに求める絵の行方はわからない。今日は町で、すてきな男性に“夜の女”とまちがえられるし、新聞に出した絵さがしの広告がもとでアパートの家主からすぐに出ていくよう言われてしまった。親しい友人といっても、隣室のローラだけ。そのローラに慰められ、さそわれたレストランでこともあろうに昼間ミーガンをいかがわしい女と誤解したあの深いブルーの瞳の男性とまた会ってしまった。