内容説明
失敗を忘れようと、三カ月の休暇をとって車で一人旅に出かけたジェシーは、途中で嵐に遭い、バーモント郊外のホテルにやっとたどり着いた。ホテルは満室だったが、支配人の勘違いで、未到着の予約客と間違えられ、そのまま部屋に案内された。良心がとがめながらも、疲れきっていた彼女は予約客になりすまし、ほっと一息ついてベッドに入るや、すぐにまどろみはじめた。だがそのとき、部屋のドアが静かに開いて、背中にナイフの突き刺さった男が彼女の部屋に倒れこんできたのだ。驚いたジェシーは、部屋をとび出して助けを求めた。
感想・レビュー
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糸車
25
魅力的なジョンの気を引こうと勘違い部下もお店のレジ打ちさんも客室乗務員もそわそわ。気づかないのか、興味がないのか、一切無視する彼に笑った。重度のワーカホリック、几帳面な彼の生活を変えようと奮闘するジェシーとのやりとりが楽しい。弁護士のジェシーが以前の依頼人による実子誘拐を、推理イベントで偶然出会ったジョンの手助けで解決するお話。頭脳明晰で冷静だけど心が温かいジェシーに初めからメロメロなジョンが不器用ながら必死にアプローチするラストにほっこり。2017/04/26
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