内容説明
幼なじみの婚約者ジェイソンに裏切られて六年。そして、コネチカットのパインハーバーをはなれて六年。ララはハリウッドで、テレビ番組のコメディショーのライターとして成功をおさめていた。そんなある日突然、ジェイソンの兄のマイルズから電話があった。大おばの容態が思わしくないという。小さいころから大好きなリズベスおばさまが…。ララは矢も盾もたまらず、ニューヨークに飛んだ。空港に迎えにきたマイルズは、相変わらずどこかよそよそしい。ハンサムで陽気だったジェイソンとは大ちがいだわ。マイルズの車でパインハーバーへと向かうララは、彼の静かな力強さに気づきはじめていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
10
弁護士として活躍し、周囲からも認められているのに自己評価の低いヒーロー。ヒロインが自分を好きになってくれるチャンスなんてないと思い込んでいる。どうしてそんなに自信がないの?って突っ込みたい。弟と仲がいいヒロインをひたすら思い続け、アタックしてくる女性にも気づかず独身だった訳ですが。傲慢なほど自信家で女性の心を読めるヒーローが多いロマンス小説には珍しい。(笑)せっかく婚約までこぎつけたのに行方不明の弟が帰ってくるなりもう駄目だと諦めちゃうヒーロー。ちょっと待て!でもヒロインが積極的に頑張る構図もいいかも~。2015/02/17
ぽしょ
2
昔から派手な弟の影で、恋愛沙汰に自信のない(特にヒロインに対して)ヒーロー。彼の葛藤がおもしろい。まさか僕に興味があるのか?とかこんなこと夢みたいだ!とかお前は女子中学生か!勝手にヒロインを誤解して、うわあああんと飛び出してっちゃうし…。あー笑えた。このヒーローはお買い得だなあ。ヒロイン、弟と結婚しなくてホントよかったね。2012/03/14