内容説明
「ああ、スーザン、ぼくはなんてひどいことをしてしまったのだろう」「もういいのよ、トニー。はるか昔のことですもの。あんなことは、ほかの人たちにも起こったことでしょう、きっと」幼なじみのトニーとスーザンは夏休みのたびにデートを重ねた。だがスーザンの母がふたりの仲を断ち切ってしまう。やがてスーザンは妊娠したことを知るが、トニーが自分を捨ててしまったと思いこみ、やむなく別の男と結婚する。一方、トニーも子どもができたことも知らないまま、十三年の歳月が流れた。スーザンは、一人息子の笑顔を見るたびに、いまでもトニーとの情熱の一夜を思い出す。冷酷な運命によって引き裂かれた心が、再びひとつに溶けあって脈打つ日はあるのだろうか。



