内容説明
失業中のハンナは、太平洋のツアーに参加してハワイへ向かう飛行機のなかで、ひとりの男性に心惹かれた。甘いロマンスを想像していた彼女の部屋に、その彼が侵入してくることになるとは―。彼は美術商のジャレットで、ハンナのスーツケースから黄金の女神像を取り出した。盗みの疑いをかけられた彼女は、身の潔白を証明するために、彼に従わざるをえなくなった。やがて無実は証明されるが、彼女は逆にジャレットを疑い、ぎくしゃくしたまま、ふたりは別れる。復職できた彼女のもとへ、ある日とつぜんジャレットがやって来る。再会した彼は、強引にハンナを求めた。抵抗しつつも、彼女のからだも熱くなって…。
感想・レビュー
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アカツキ
7
セクハラ上司を投げ飛ばして失業したヒロインは、なけなしの貯金をはたいて太平洋ツアーに参加する。ホテル自室に戻ると不審者に襲い掛かられるが、不審者は実は美術商ヒーローで、ヒロインが窃盗団の仲間で、盗まれた女神像を持っていると言い張る。身に覚えのないヒロインだったが、スーツケースから買った覚えのない物が…。人に利用されやすいヒロインを守ると言うヒーローだけど、やることなすこと独善的で好きになれない。最後、急に改心してヒロインに働いていいと言い出すけれど、価値観が変わったわけじゃなさそうなので前途多難なような。2019/09/21