内容説明
二十七歳になって、大家族の愛情を重荷に感じはじめたリビイは、独立した暮らと自由を求めて、一人フロリダに向かっていた。一方、若すぎた結婚に失敗は、三歳の娘を引き取って、故郷に帰る果樹園主ホルトもフロリダへの道を急いでいた。ハイウエーを走る二台の車が、偶然同じドライブインに入る。そこで彼の娘が洗面所に閉じこめられるという事件をきっかけに、ホルトはリビイに強く惹かれ、長距離ドライブの同行を申し出るが、リビイのほうは、積極的にかかわりを持つ気にはなれなかった。ホルトを出し抜いて車を進めたリビイだったが、猛吹雪に襲われ、立ち往生してしまう…。
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- 和書
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- 滴り落ちる時計たちの波紋