内容説明
「あなたの名前がシンデレラのシンディでプリンスという名の男のオフィスを掃除しているなんて!」運命的なものを感じるという仕事仲間の言葉に、シンディはソーンダイク・プリンスを夢見るようになった。といっても、彼女はアルバイトの清掃係でコンピューター科の学生。大会社の重役であるプリンスが目をくれるはずもなかったが…。会社主催のクリスマスのダンスパーティの招待状をごみ箱から偶然発見したシンディは、たった一度の冒険心から、パーティに潜りこんだ。おじが運転するレンタカーのリムジンを使えるのは夜中の一時まで。シンディはどきどきしながらプリンスの姿をさがしたが、彼は会場のすみで不機嫌そうな顔をして立っていた。