内容説明
敵なのか、味方なのか。遺産を狙って近づいてきただけの男なのか。真夜中、屋敷の明かりはすべて消えた。玄関をノックする音。雨に打たれ、稲妻が走る。そこには、その男ジャスティンが立っていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
途中まで気づかなかった。これクレンツだったのね。改題されクレンツ名義で再版されるものを読むのに慣れていたのでちょっとびっくり。確かにヒーローはクレンツの曲者ヒーローだわ!ヒロインがもう少し温かみを感じさせてくれたらと思わないでもないけれど、家族に対する責任感は健在。お金に対する感覚は嫌味に感じるかな。謎解き絡みの恋愛もので楽しめた。冒頭のヒーローをじっくり観察しているヒロイン視点に気持ちが同化。彼がどんな危険な男性か伝わってくる。ドラキュラだって!ヒーロー40歳、ヒロイン30歳と高めの年齢設定もいい。2016/02/27
糸車
19
再読。ふと手にとってあまり内容を覚えていないなあと思って…、そのまま最後まで。これクレンツだったよね、と自分の記憶の曖昧さにがっかり。2016/11/24
りり
1
★★☆☆☆カジノで一財産築いたドラキュラ似のヒーローと株で一財産築いたヒロインのちょっとサスペンスな物語。クレンツには珍しくヒロインの妹、アリスンがいる。ヒロインは猫に冷たいし、気が強くて性格の悪い女。ツンデレでもない。クラウザーさんみたいに連呼しすぎ。なんであんなキャラなのかしら。シダなし。2000年出版/1985年初版(昭和60年!)SD1322013/11/18