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内容説明
ワシントン州、オーシャンタイズ。シェリーはこの町で悩み多き青春時代を過ごし、深く傷ついた。十四年余り経った今でも、町の名を聞くたびに胸が痛む。彼女は高校の卒業式を目前にして、まるで逃げるようにシアトルへと旅立った。同級生のJ・Jに恋をしたばかりに。彼の母親から脅しにも等しい言葉を突きつけられて―。J・Jは裕福な家庭の御曹司で、シェリーは貧しい家の娘だった。でも、彼女は高校の最後の二年間J・Jとつき合えて幸せだった。彼の屋敷の庭の木の家で初めて結ばれた夜を、決して忘れない。そして、それから半年ほどして、同じ場所で過ごした最後の夜を…。だがシェリーはその夜、娘のマンディを身ごもった。町を追われたのも、それが原因だった。そして今、養子に出したその娘が、実の父親に会いたがっている。娘がいることなど知るはずもないJ・Jに、シェリーは真実を告げるために、一度は捨てたはずの故郷の町に戻ってきた…。