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内容説明
「なにかしてほしいことがあったら、ぼくに言えばいいんだよ」同僚のカイルの言葉がレベッカの耳から離れなかった。二年前、火事のなかからカイルを助けだして以来、彼とはいい友達としてつきあってきたレベッカだが、本当は彼にひそかに恋心を抱いていた。だが、彼は結婚にはまったく興味がなく、子供も嫌いだという。一方、レベッカは自分の子供がどうしてもほしかった。それに三十四歳という年齢を考えると、早急に手を打たなければならない。なにかしてほしいことがあったら、ぼくに言えばいいんだよ…。再びカイルの言葉が頭のなかでこだまする。レベッカは決心し、彼を自分のアパートメントに誘って切りだした。「わたしにあなたの子供を産ませてほしいの」。