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内容説明
「ふたりで幸せになりましょうね…。だって、わたしたちはふたりきりなんだもの」元気におなかを蹴った赤ん坊に、テスは話しかける。引っ越してきたばかりのアパートはすっかり片づいた。親友のアマンダと、新しい隣人、十三歳のマイクのおかげだ。父親とふたり暮らしだというマイクは、初対面から力仕事を引きうけて、テスを壊れ物のように扱った。妊婦を見るのが初めてなのかもしれない。大きなおなかに魂を奪われたみたいな顔を何度かしていたもの。そうだわ、マイクと彼のお父さんにお礼の夕食をごちそうしよう。だが、電話に出たライアン・マッコールは意外な返事をした。「マイクをだしに使って、僕に近づこうというわけだろう」アマンダは彼をハンサムで魅力的と言ったけれど、最低だわ。