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内容説明
「電話するよ」その言葉を真に受けて待ちつづけたけれど、半年前のたった一度の出会いは、相手にとっては楽しいひとときにすぎなかったらしい。エレンはようやくそう思えるようになった。テキスタイル・デザイナーとして忙しい日々を送り、友人にも恵まれているのに、なにか物足りない。世の中いつも思いどおりに動くわけじゃないとしても、もう一度だけ、サファイヤ・ブルーの瞳の彼に抱かれて踊りたい…。親友が企画してくれたバースデー・パーティーで、笑顔で祝福に答えていても胸の奥が寂しくて、少し会場の外へ出ていようと人垣をかきわけたとき、金の鍵形のタイタックをした男性が導いてくれた。お礼を言うため顔を上げると―、ラド・ローマックス。どうしてここに?



