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内容説明
カースティーは才能豊かなグラフィック・デザイナーだ。しかし現在、経営するデザイン事務所は倒産寸前で、ライバル会社に合併されようとしている。こんな厳しい現実問題から少しの間だけでも逃避したいと、子供の頃の秘密の遊び場レイヴンズウッドにやってきたのに、所有者が変わったらしく、森は昔の面影を全く残していない。その上、周囲に張り巡らされた鉄条網に引っかかり、けがを負ってしまうなんて、どこまでついていないのだろう?必死の思いで助けを呼んだカースティーの目の前に現れたのは、銃を手にしたたくましい男だった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
22
ロマンス小説では結構登場する貴族ですがやはり特別な存在なのね。のどかな田舎の広大な森で偶然出会い、お互い自分が求めていた運命の人と感じた二人。ヒーローは子爵。住む世界が違うとヒロインの父は断固として交際に反対、ヒーローも大切にしたいからと彼女を世間の目から隠し、一線を超えないよう自制。誠実なんだけどあまりにも用心深いヒーロー、お邪魔虫を送り込みヒロインを試すのはやりすぎ!ヒーローを信じたいけれど連絡も途絶え手紙の返事もない、胃潰瘍一歩手前で癌で亡くなった母を思い出すヒロインが可哀想。大事にしてあげてね。2021/07/27