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内容説明
六月の冷たい雨の日―。消そうとしても消せない思い出がひっきりなしに浮かび上がり、ヴィーダをさっきから悩ませている。バイリンガルの秘書としてモロッコで働いていた一年前のこと、ヴィーダは美術商カリムの求愛を受け、結婚式を挙げた。だが、新婚第一日目の夜、恐ろしい悪夢がふたりの絆を断ち切ったのだ。そして、ちょうど結婚一周年目の今日、はるかモロッコに思いを馳せるヴィーダを迎えるようにロンドンのヴィーダのフラットの前に男が一人立っていた。