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内容説明
処女作が好評を博したアメリカの新進作家ローラ・ベンソンは二作目の構想を練るため小説の舞台に選んだメキシコに飛び、母の旧友イザベル・カスティリョを訪ねた。カスティリョ家の豪壮な館はまさに小説の舞台にふさわしいが、持ち主はイザベルではなく彼女の甥ロマンだという。会ったこともない人の館の招かれざる客になってしまい、ローラは気が重くなった。そのうえ初めて顔を合わせたロマンが、次作のために思い描いていた誇り高く傲慢なヒーローのイメージにぴったりだなんて…現実とフィクションが交錯してローラの心は揺れる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
10
処女作が高い評価を得た作家ヒロインは2作目の舞台になるメキシコにいる母の旧友を訪ねるが、滞在先の館の所有者が母の友人の甥であるヒーローだと知って気まずくなる。一人で館の見学をしているうちにうっかりヒーローの寝室に入り込んでラブレターを読んでいるところをヒーローに声をかけられ…。ヒーローはヒロインから傲慢な主要人物のイメージにぴったりだと思われてしまうけれど、実際は足を引っ張る親戚を養う苦労人。あっという間に結婚話が進んでいきヒロイン当惑。私も困惑。このヒロインのどこがいいのか全くわからない。2021/08/11