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内容説明
ビバリーは絵のパトロンである老婦人から、信じられないほど気前のよい贈り物を受けた。それはビバリーの心根の優しさに対して贈られたものだった。ニュージーランドへの移住を決めた老婦人は自分の美しい邸の半分を、ビバリーのアトリエ兼住居として、半分をある男に提供して、六カ月間の同居ののち結婚すれば、その上に莫大な財産を二人に譲り渡すという。ビバリーは絵を続けられるしバーミンガムに住む家族の貧しい暮らしを助けることもできる…。が、現れた人物は、芸術などいっさい解さず、冷酷な男のようだ。老婦人はその男―自分の甥の息子に話しかけた。「グラント、結婚して、あなたに欠けている優しさを手に入れることね」