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内容説明
十五世紀初頭、ウェールズ地方はイングランドの支配を嫌い、領主たちは国王軍と小ぜりあいを続けていた。今また一人、ドリスルウィンの領主リンが国王軍に城を追われた。陣頭指揮をとったのは、まだ年若いラウール・ド・シャレ、誉れ高い騎士の中の騎士、“シュヴァリエ”と呼ばれる男だった。驚いたことに、リンは類いまれなる宝石を隠し持っていた。わずか十五歳の少女キャトリン―むさくるしいみなりのただの召使いにしか見えなかったが、実は貴族の名門、故ハンターショルド伯爵の一人娘にして遺産相続人、しかも、ウェンステープル伯爵の嫡男の許嫁だという。ウェンステープル伯といえば、デヴロー一族…。シュヴァリエの目にひそかな光が宿った。思ってもみなかった幸運。この宝石はわたしのものだ!哀れなキャトリンの運命は、またもや揺れ動こうとしていた。
感想・レビュー
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- 和書
- 一心同体だった