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内容説明
四年前、ジェイドとメルは熱烈に愛し合う恋人どうしだった。なのに、ジェイドの父親が勝手に娘とその幼なじみの婚約を発表し、メルが激怒して二人の恋は突然終わってしまった。もちろん誤解だったが、彼に説明する機会もないまま月日が過ぎた。ジェイドは二十歳で父の跡を継ぎ、広告代理店の経営者におさまった。けれど、努力の甲斐もなく、今や会社は倒産の危機にある。そこで、腕利きの経営コンサルタントに会社の再建を依頼することになった。それが、あのメルだ。彼はジェイドが結婚したものと思い込んでいる。相変わらずハンサムなメルにジェイドの心は揺れたが、彼は冷たかった。「僕がここへ来たのは過去の亡霊を永遠に葬り去るためさ」そこまで私を憎んでいるの?私の心には今でも、こんなに熱いものがあふれているのに。