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内容説明
ベッキーはこのパーティに来たとき、チャールズ・マラリーに会い、母が彼の父から借りた多額のお金について話し合うつもりだった。だが彼女はさきほどから、ウーマン・リブの女性が物知り顔で政略結婚を批判するのを聞かされていらいらしていた。チャールズは明らかにその話を面白がっている。ベッキーは彼の顔を見てますますいらだった。「政略結婚がそんなに悪いことだとは思いませんわ」ベッキーが思わず言うと、チャールズは皮肉っぽく目を光らせた。「ほう。ではベッキー、僕と結婚したまえ」。