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内容説明
「アニー・ペイジだけは絶対にだめだ」ニコラス・キンボールは有無を言わせぬ口調で言った。彼が社主を務める地元紙ブエナビスタ・バンドワゴンの社交欄を担当するコラムニストが辞めてから、満足できる後任が見つからない。編集長のロズが候補者を推薦してきたが、それがよりにもよってアニー・ペイジとは。彼女の亡き夫である前市長は、ニコラスと激しく対立していた。いわば敵同士なのだ。それに彼女が新聞の仕事をするとは思えない。あの、従順すぎるほど従順な、百合のような淑女が…。