ハーレクイン・イマージュ 妖精ネレイス

スコット，セリア〈Ｓｃｏｔｔ，Ｃｅｌｉａ〉【作】/加藤 しをり【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（1989/09発売）

• サイズ 新書判／ページ数 156p／高さ 18X11cm
• 商品コード 9784833535281
• NDC分類 933
• Cコード C5297

内容説明

男性とのトラブルが絶えない従妹のキティがまたもや目に涙をためてやって来た。いつものように、ボーイフレンドと喧嘩でもしたのだろう。軽い気持で相談に乗ったジェスは、キティの言葉を聞いて驚いた。「私…赤ちゃんができちゃったの…」相手はアンドロス・カリマンティスという名のギリシア人だそうだ。パーティで知り合って情熱的な１ヵ月間を過ごしたあと、彼は住所も告げずに去ってしまったという。新聞で偶然彼の名前を見つけたキティはジェスにギリシアへ行って一緒にアンドロスを捜してくれと頼んだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akiyuki_1717]

ヒーローは一貫してて、ヒロインに惹かれながらも自分の仕事はきちんと進め、富豪なのに花高でもなく、こくかんがもてました。逆にヒロインは仕事が長続きしないのは母親のせいにしているけれど、まともな仕事に就くには不利だと理解しながらパブに務めるなど、従妹を常識に疎いと言える立場にも無い気がしました。大して年も変わらないのに、自分は常識人だと思い込んでいるちょっと痛いタイプです。ただ、テンポが良くてサラリと読めた点は良かったです。従妹の流産があまりにあっさりとしててびっくりした。

2017/09/18

[こえん]

ヒーロー従兄のついた嘘でたまたまヒロインと出会ったヒーロー…気に入ったからにはあの手この手で離さない～、お見事です。策を弄しては空振りしてるところは読み手の笑いをさそうし。ただ、ヒロインの従妹と母の個性と行状は強烈すぎっ、想像するとめまいが～。

2009/07/19