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目次
ドルー・ウインターズは恋に破れ、傷心を癒すため兄妹で共同所有している別荘を訪れていた。夜の静けさの中に独りでいると子供のころ、真っ暗な廊下がとても怖かったのを思い出す。角の向こうに何か恐ろしいものが潜んでいるようで…。いま、海のざわめきにまじって階段がきしむ音が聞こえる。どこもかしこも修繕が必要な古い建物だから。が、なんとなく胸騒ぎを感じて廊下に出たドルーは明かりをつけ、異状のないことを確かめてからスイッチを切った。そのとたん、あたたかいものが彼女の手をつかんだ!