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内容説明
この六年間、嵐の夜になると必ずエリッサは狂おしい夢を見る。名前も知らない恋人に情熱的に愛される夢を。夢の中で、彼はエリッサを“ドーン”と。あまり使うことのない彼女のミドルネームで呼んだ。六年前、彼女は二週間ほど記憶を失い、そのあいだに身ごもった。あの夢の中の男性が、私の娘の父親なのだろうか?でも、なぜ相手の男性は私を捜してくれないのだろう?やり手の若手実業家アレックス・モランは、この六年間、カリブ海の島で出会った恋人の行方を捜していた。ありあまる資金を使って調査しても、いっこうにらちがあかない。手がかりはない。あるのは、一枚のポラロイド写真と、彼女がかたった“ドーン”という名前だけ。だが、アレックスはついに彼女を見つけた。そして彼女はアレックスを見知らぬ他人のように見た。いったいなぜ?なにがあったんだ。