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内容説明
今日は十三日の金曜日。最悪のヘアスタイル、婚約者なし、失業中。新たな就職先を探していたキャリーは、求人広告に載っていた「カニンガム建設」の面接に向かった。ところが、この大事な日に、高級車が彼女の車にぶつかってきた。黒のベンツ。別れた弁護士のブライアンのとよく似た車じゃないの!「私は右折していたのよ。悪いのはそっちだわ」「僕のほうが先だった。こっちに優先権がある」相手の顔を見上げたとたん、キャリーは言葉を失った。はっとするほどハンサムだ。日に焼けた肌に豊かな黒髪、そして青い瞳。けれど、失礼で傲慢で鼻持ちならないのは許せない。とにかく早く面接には行かなくては。あわてて相手と連絡先を交換し、面接場所に急いだキャリーは、「カニンガム建設」の社長に会って呆然とした。さっきのベンツの男!この人がキャッシュ・カニンガムなの。