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内容説明
夏、だれもいない海辺のビーチハウス。テイラはほんとうに私を求めているの?キャロルはハンマーが屋根をたたく音で目を覚ました。ここは、亡き父が遺してくれたビーチハウス。司法試験を控えて、静かな環境で勉強したいと思って来たのに…。ベッドから起きてローブをはおったキャロルは、外に出て建設会社の社長であるテイラー・カークランドと顔を合わせた。怒り心頭のキャロルに対して、テイラーは落ち着いて説明した。彼の話によると、キャロルの父親は娘に知らせずに、このビーチハウスの改装工事を依頼したらしい。弁護士をはさんでの話し合いの結果、勉強を妨げないようなやり方で工事は続けられることになった。けれども、問題は残っていた。これからは毎日テイラーがやってくる。澄んだ青い瞳に、しなやかな長身の体。思慮深く、ユーモアもある。しかも、テイラーのほうもキャロルを求めているのは明らかだ。だが、二人が情熱を抑えられなくなったとき、彼は突然身を引いた。いったいなぜ。