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内容説明
ダラス=フォートワース空港は利用客でごった返していた。アメリカ北部の豪雪のせいでどの便も欠航だ。人込みの中、ジョーもシカゴ行きに乗れずに立ち往生していた。ところがこともあろうに、四年前に別れた夫チャドが突然現れた。空港側が用意したホテルに、有無を言わせず彼女を引っ張っていくチャド。そんな彼に、ジョーは腹立たしさよりも当惑を感じていた。おかしいわ。チャドと別れてから―私がチャドを捨ててから、ずいぶん長い月日がたつのに。彼がそばにいるだけでどきどきする。確かにチャドは…ベッドではすばらしかった。けれど、それ以外は、私をほったらかしにして平気だった。あんなふうに取り残された気分を味わうのは二度とごめんだわ。でも…。チャドに促されるままホテルの一室に足を踏み入れた彼女は、ふいに気を変えた。もう一度彼と一夜をともにしてもいい。彼と心ゆくまで愛し合うのもいいかもしれない…。




