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内容説明
“シンディ・クロフォードのようなモデルも夢じゃないのに!”マライアは車で故郷へ向かいながら、そんな言葉を思い返していた。弟の赤ん坊を世話するので仕事をやめたいと言うと、強く引きとめられた。後悔はしていない。わたしにはモデルの仕事は向いていないし、華やかで虚飾だらけの世界は、田舎娘には耐えがたい。いつか王子様が現れる、シンデレラになれるとも信じていたけれど、夢はついに現実にならなかった。そしてこれからは…。ぼんやり過去や未来に思いを馳せるうちにガソリンがなくなり、サービスエリアに寄って、買い物をした。ところが、そこで車のキーともどもバッグをひったくられ、犯人に逃げられてしまったのだ!そのとき、一人の救世主が―黒ひげの男性が声をかけた。「元気を出して。だいじょうぶさ、力になるよ」。