- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
チェリッシュが嵐の翌日、海辺で見つけたその男は、全身に傷を負って血に染まり、記憶を失って倒れていた。ここはカリブ海の浮かぶ南の島ブードゥーキー。人類学者の彼女は研究のためにひとりでこの島に来ている。意識を取り戻した彼に見つめられたとき、チェリッシュは体の奥がうずくのを感じた。男嫌いの私が、彼に見つめられてこんなに胸が高鳴るなんて…。チェリッシュの動揺もおかまいなしに、元気になった男は彼女をからかったり、いきなりキスをしたりしておもしろがっていた。彼のふざけた態度に腹を立てながらも、記憶の戻らない不安と嵐の夜の悪夢におびえる姿を見ると、チェリッシュは彼を抱きしめて守ってあげたくなるのだった。初めて感じる母性的なやさしさや女としての欲望に、彼女は日々とらわれていき…。