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内容説明
フィアンセが親友と駈け落ちした日に、レインはジェイクと出会った。彼はオートバイに乗ってこの町にふらりとやって来た流れ者。暑さに、玄関のドアを開け放していたレインがふと気づくと、網戸ごしに彼がこちらをじっと見つめていたのだ。ジェイクは、レインの家の向かいにあるガソリンスタンドに用があったが、あいにく人がいなかったので彼女の家に来たと言った。戸口で言葉を交わすうちに、傷心のあまり憔悴しきっていたレインは、突然気が遠くなり、ぐらりと体が大きく揺れて…。次の瞬間、彼女はジェイクの腕に抱き上げられていた。「な、何するの。」レインは弱々しい声で必死に抗議した。ジェイクは彼女の言葉を無視して寝室に向かいながら、優しい声で言った。「楽にして。こんなに着こんでいる女性に誰も変な気を起こしたりしないよ」なれそめは変わっていたが、この時二人にはすでに恋の予感があった…。