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内容説明
“あんな人、生徒虐待の罪で、牢屋に入れられるべきよ。”ベン・キンケイドは娘の言葉を思い起こし、首をひねった。不良娘、ティナが通う高校のカウンセラー、キーリー・アダムズは、どう考えても娘の言っているような人物には思えなかった。一方キーリーも彼を前に、これがティナの言う父親とは信じられなかった。ティナの話によれば、彼は大酒のみで、地下室に娘を閉じこめ、鞭打ちや食事抜きの罰を与える、恐ろしい男なのだ。二人は、話し合ううちに互いの誤解をとき、協力して、なんとかティナを立ち直らせることにした。けれど、キーリーの助言がきっかけで口論となり、気まずい別れとなった。翌日、キーリーにバラの大きな花籠が届いた。カードがそえられている。“僕を許してください…もっと助言が欲しいので電話をください、ベン”キーリーはとまどいながらも、とても幸せな気分になった。