- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
ケイティはひとりきりのクリスマスを迎えようとしていた。五歳の誕生日を前に、息子を病気で亡くして一年。それが原因で新聞記者の夫コナーとも別居中だったが、もう夫とよりを戻すことはないと思っていた。ある事件がもとで、この少年と出会うまでは…。ソーシャルワーカーのケイティは、父親の虐待をうけて家出をした少年を保護していた。少年はおびえきっていて、なかなか心を開いてくれない。みんな孤独なのだ。誰もが心のうちでは温もりを求めているのに。「子供の様子はどうだ?」「傷はそれほどでもないわ。でも口をきいてくれないの」。事件の取材に来ていた夫の、少年を心配する声が、わけもなく懐かしかった。クリスマス―。わたしも奇跡の訪れを祈っていいのかもしれない…。



