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内容説明
嵐の荒れ狂う夜、リサが受けた電話は衝撃的だった。「ジョンからあなたへの伝言を頼まれたんです」そんなはずはない、とリサは心のなかで叫んだ。夫ジョンが南米で死んだという知らせが来たのは三年前。外国人相手のガイドをしていた夫が、実は政府機関の秘密工作員だったと知ったのは、そのあとのこと。嘘に傷つき、彼を忘れることだけを考えて、今まで必死に生きてきたのに…。そのガブリエルと名乗る電話の主がリサの家を訪れた。黒い眼帯をした彼の顔には、ひどい傷跡が…。リサは謎めいたガブリエルにひと目で魅せられる。容貌こそ似てはいないものの、彼のしぐさは、なぜか亡き夫にそっくりなのだ。