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内容説明
「動かないで、ミスター・ベアクロー」カイラは養子のトビーに会いに来たインディアン、トビーの実の父親で弁護士のジョシュアに銃を向けた。母子ふたり、この牧場で平和に暮らしてきたのに今さらなんの目的でやってきたのだろう。ひょっとすると、あの子を連れていくつもりでは…。「ぼくは父親だ。息子に会う権利がある。それに、あの子のことを知りたいだけだ」強い意志を秘めたその表情に圧倒されると同時に、カイラはジョシュアに魅入られるのを感じた。養子縁組はきちんとした手続きを踏んでいるし、なんといってもわたしは母親よ。そう自分に言い聞かせて彼女はふたりを対面させたが、すぐに打ちとける父と子を見て愕然とした。