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内容説明
あそこに立っているのは本当にローラだろうか。ドルーはわが目を疑った。まさか、そんなはずはない。妻は一年半前、事故で死んだのだから。しかし、見れば見るほどそっくりだ。ドルーは彼女に近づき、声をかけてみた。「ローラ!」ところが、彼女はメアリー・シェパードと名乗った。目も、髪も、声も、そっくりなのに…。名前をかえてまで、ぼくから逃げ出したかったのだろうか。「ぼくのことはいい。でも、どうして子供を捨てたんだ?」彼女は愕然とした。「子供?わたしには子供がいたの?」ローラは事故にあったとき、記憶を失ったのだった。ドルーの心境は複雑だった。妻が生きていたのはうれしい。でも、二人が離婚寸前だったことを思い出したらどうなるんだ。