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内容説明
亡くなったいとこの子供を引き取る決心をしたデリックは、安定した生活を築こうと、海軍を退役した。会計事務所の設立に忙殺される中、学校から、あなたのお子さんは素行不良だと手紙が届く。もっとあの子をかまってやるべきだった…。後悔の念に苛まれながら、担任教師アンナに会った彼は、たちまち彼女の魅力の虜になってしまった。「きみなら力になってくれるはずだ」事情をすっかり話したあと、デリックは彼女に助けを請うた。話を聞いたアンナもまた、彼に強く引かれるものを感じていた。だが、彼女には辛い秘密があった。自分は結婚できないと決めつけてしまうほどの辛い秘密が。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
16
いとこの遺児を引き取り育てる決意をし、子育ての環境を整えるために転職までしたヒーロー。しかし独身の若い男性が孤軍奮闘しても行き届かない部分があったようで、小学校入学早々担任教師から呼び出しが。妻を亡くしたいとこは仕事を優先、息子に関心が無かった模様。不憫。不器用ながら甥を気遣い、担任のヒロインに手助けを求め(男性としての下心もありますが)頑張るヒーローに好感を持った。子供好きなのに結婚はしないと決意しているヒロインの秘密は想像出来たので、ヒーローが彼女の心を力強く優しく揺さぶるのが○。2021/02/26