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内容説明
ランディはみぞれの吹きつける夜中にたたき起こされた。コミュニティセンター前の自慢のクルスマスツリーは倒れ、横転したバイクと乗り手が下敷きだ。しかし命は無事らしい。男のヘルメットをとって息をのむ。ギリシャ彫刻の美しさ。でも、あの人だって美しかった―ランディの脳裏に、不幸な結果に終わった十代の結婚の苦い思い出がよぎる。応急手当をした女医が、彼の右腕に銃創を見つけたが、免許証からわかったジャレッドという名の旅の男に犯罪の影は感じられなかった。ジャレッドは、わたしのツリーの下に置かれた贈り物なんだわ。ゆきずりの男と思いながら、心をこめて看病するランディ。一方、気がついたジャレッドには、彼女が慈悲深い天使のように思えた。