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内容説明
セライナはスマイズシャーの町の図書館司書。十数年前の飛行機事故で両親と聴力を失ったが、町の人々の励ましで悲しみを乗り越え、元気に働いている。小さな町では誰のことだって筒抜け。その日、血相を変えてやってきたリードのこともセライナはよく知っていた。ドクター・リードはニューヨーク育ち。町の診療所に着任したばかりで、独身…。リードは激しく抗議した。町の人々が治癒能力者だという彼女を盲信し、きちんと診療を受けない。あやしげなたわごとで患者の命を危険にさらさないでほしい。そう決めつける彼の手話の動きからも怒りが感じとれたが、セライナは負けなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
17
表紙は結婚式の夜、緊張を和らげようとストリップ・ポーカーをする新郎新婦の図(笑)。それぞれに都合の良い結婚だったのですが、初めから惹かれあっていたので夫婦として一緒に暮らして何も感じない訳ないです。親の度重なる結婚離婚に巻き込まれ、自分だけが頼りというヒーロー。事故で両親を亡くし自身は聴覚を失い、真っ当な恋愛はできないと絶望していたヒロイン。穏やかな2人が本心を伝えられず距離を置く姿にジリジリ。不思議な力を持つ人々が住む町というシリーズなんですが、そのエピソードなくても成り立つんじゃ?と突っ込んでしまう。2017/06/21
akiyuki_1717
2
両親は離婚し、再婚離婚をくり返して幼いころ両親の愛情を全く貰えず、懐いた継母からも捨てられたと傷ついた愛に対してシニカルだけど、患者には真摯に対応する医師のヒーローと、十代の時両親と飛行機事故に遭い自分だけが生き残り、聴覚を失い、代わりにヒーラーという能力を開花させたヒロインの物語です。ヒロインが精子バンクを利用してでも子供が欲しいと親戚中で話し合いをするんだけど、日本では未だにピンとこない内容だけど、未婚はよくないし、ヒーローは未婚のままだと診療所の後継者になれないから結婚したらいいというのも強引な話だ2017/03/31