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内容説明
カミーは途方に暮れていた。祖母が亡くなってからというもの、いとこのランスが、農場の相続をめぐって、しつこいほどに彼女をせめたてるのだ。ランスは農場を売却しろと言うけれど、そのあとわたしはどう生きていけばいいの?両親の死後、育ててくれた祖父母をみとった二一歳のカミーは野菜やキルトを作ることしか知らず、資格も経験もない。そんなとき、祖母の弁護士で町の名士のアダムが訪ねてきた。ハーバード出身で独身。顔と手にやけどのあとがある彼は、謎めいていて、カミーの幼いころからの憧れの人だが…。「ぼくは、きみのいとこがきみを家から追い出すのを、手をこまねいて見ているつもりはない」と言いはなつ彼に、いとこをけなされたカミーは憤慨して食ってかかった。