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内容説明
ライン河畔、悲劇的なローレライ伝説の地に、ローレルは、祖母のかつての恋人である男爵に会いにやってきた。身分の差ゆえ結ばれぬ恋に泣いた、祖母アンナの形見を渡すため、男爵の居城、フェルトシュタイン城を訪れたのだ。男爵の曽孫、ホルトト少年に導かれて城内に入ると、彼女そっくりの、伝説の主人公ローレライの絵がかけられていた。それはローレルの祖母アンナを模して、男爵が描かせたものだった。「あなたはローレライに似てるから、ローレルなんだね」少年が感心していると、男爵の孫で当主のコンラッドが現れた。ローレルはコンラッドにすぐに出ていけと追いだされてしまう。かたくなな彼を前にして、必ず目的を果たすと心に誓う彼女だった。ローレルとコンラッド。ふたりもまた運命にもてあそばれるのか。