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内容説明
ニック、お願い、いてちょうだい。金曜日の夜、ダニーは祈りながら、執拗にドアのブザーを押し続けた。またもやニックに頼るはめになってしまった。考える前に行動してしまうダニーは、困ったことになるといつも子供のころから兄のように慕っている五歳年上のニックを頼った。だが、今日のニックは冷たかった。「用なら月曜日にしてくれ」今や有名な劇作家の彼は、美人女優を口説いているところだったのだ。エンジニアのダニーは同僚の産業スパイ行為を知ってしまい、証拠の書類を持ちだしたところでパトカーに出くわし、逃げだした。「助けて、かくまってほしいの」と叫び続けるダニー。ニックはいつもダニーの“守護天使”だったけれど、ダニーはまたもや彼の“疫病神”になろうとしていた。
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