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内容説明
「健康で働き者の男の人をひとり、魔法で呼びだしてくれない?」アパートメントの模様がえするのに二時間も費やしてへとへとになったアリソンは、黒猫のマーリンに話しかけた。まったく、この調子では生きている間中に終わりそうにない。そのとき、ドアを大きくノックする音が聞こえた。まさか、マーリンが…。そんなことはないと思いながらドアをあけたとたん、アリソンは呆然として目を見開いた。広い肩、力のありそうな腕…。たくましい男性が立っている。男は家主の姪の息子だと名乗ると、混乱した部屋のなかをのぞき、ずかずか入りこんできた。男の荒っぽい態度にアリソンは腹をたてるが、追いかえすのももったいないと思い、彼に模様がえを手伝ってもらうのだが…。