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内容説明
キャサリンは兄ケイシーとのデュエットで大人気を得た歌手だった。二人は倦み疲れた歓楽の街にさわやかで清純なイメージを売り、ラスベガスで、魔法のような栄光を手にした。だがそれは、兄ケイシーの突然の死で幕をとじた。今キャサリンはカナダで小さな花屋を営み、一人静穏に暮らしている。ところがひょんなことから、同じビルに事務所を構える弁護士の、ケント・ラティマーに過去を知られてしまった。彼は近々国政選挙に打って出ようとしている将来有望な政治家でもある。デートに誘われるうち、キャサリンはすっかりケントに惹かれるが、彼は、選挙運動に過去の大歌手を利用したいだけ。それに、兄の死にまつわる暗い秘密を抱えるキャサリンには、いくら協力したくても、絶対歌えないわけがあった。