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内容説明
土曜の昼下がり、閉店した美容室で注文書を書いていたセアラはだれかに見られている気がして目を上げた。ガラスのドアの向こうにじっと彼女を見つめる男性がいる。不審に思って応対に出ると、彼は話をしたいと言いだした。一緒に暮らしていた大伯母を亡くして気持が沈んでいるときに見ず知らずの男性と世間話をする気にはとてもなれない。セアラはぴしゃりと断って彼を追い払った。だが仕事を終えて帰ると、家の前でさっきの男性が待っていた。彼は大伯母の亡夫の妹の孫でリーアン・ロングレイと名乗り、大伯母に招待されてこの家にやってきたというのだが。