内容説明
年間300件以上の「離婚による不動産問題」の相談を受ける著者が説く、「感情」と「理性」あなたはどっちを選ぶ!?
目次
第1章 離婚で確実に炎上。―「家」にまつわる7つのこと(離婚が破産につながる!原因のほとんどは住宅ローン。;養育費とは話が違う!破産のリスクが一気に高まるローン残債問題。;共有名義は離婚を境に“共憂名義”になる。 ほか)
第2章 「離婚」と「家」で破産しないために!―実例から学ぶプロのテクニック20(離婚に際して、親の出してくれた頭金を取り戻したい。;家に妻が居座って売却できない。「感情」と「理性」、どっちを取るべきか?;ローンを滞納したまま名義人である夫が失踪!自宅は競売、このまま母の家も? ほか)
第3章 「納得の離婚」のために知っておきたい、手続き、お金、相談のこと(自分が納得して、第二の人生を踏み出せるように準備する;離婚の手続きは大きく4つに分かれている;離婚前、離婚後にもらえる可能性のあるお金はどんなもの? ほか)
著者等紹介
高橋愛子[タカハシアイコ]
住宅ローン問題支援ネット代表。宅地建物取引士。不動産コンサルタント。1979年東京都生まれ。大学卒業後、町の不動産会社に就職し、店長として5年間、賃貸管理業、賃貸仲介業を経験する。2007年、28歳で任意売却専門の不動産コンサルタント会社を設立し独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
13
★★★★住宅ローンを組むとき離婚を想定する人は少ないが、離婚の時に不動産の問題は大きくのしかかってくる。様々な事例と解決方法が書かれていて、とても参考になった。2020/02/16
邑尾端子
5
離婚の際に問題となる住宅ローンの残債について、様々な事例をもとに対処法を説く一冊。この問題に特化した離婚の本はほかに類がないため貴重。離婚を考えている人はもちろんだが、これからローン組んで家やマンションを買おうとしている若い夫婦こそ、一読したほうがいいかもしれない。2020/01/30
tamashi
1
とっても野心的な書物だと思います。離婚についての本や不動産・住宅ローンの本は数多くありますが、離婚と住宅ローンを関連付けた本はあまり見たことがありません。内容はどこまでも重たいですが、どこまでも前向きで未来志向です。本当に誰かを救える書物かもしれませんね。2016/11/15
Yomeko
0
帯に「感情と理性どっちを選ぶ」とあるように、正に感情的にならざるを得ない、離婚とお金の問題で、いかに客観的に最善策を探さなければならないかが見てとれる。 最初に概要を説明してから、ケースの具体的な事例とその結末が記載されている。自宅競売や差し押さえなどの難しいケースもあったが、案外交渉で待ってもらうことも可能など、知らなかった部分もあった。中には、自分が損してでも、(負債を抱えても)相手を困らせたいなどというのもあり、拗れた関係で大きなお金を扱うのは恐ろしいと感じた。2020/02/20
ぺーはーせぶん
0
大変貴重な1冊。 離婚における不動産問題を総括する書。リアリティのカタマリ。 大変勉強になった。離婚後の不動産譲渡に贈与税が発生しうること、連帯債務者と連帯保証人の違い、オーバーローン時の売却困難性と任意売却と投売りの競売、任意売却と自己破産。。等々。 著者、追いたい。2019/02/04